東京工業大学「すずかけサイエンスデイ２０２１」

横浜市緑区の東京工業大学がオンラインで「すずかけサイエンスデイ２０２１」（近藤科江実行委員長）が15日（土）と16日（日）に開催される。例年、同イベントは長津田町にある同大のすずかけ台キャンパスで行われてきたが、昨年はコロナの影響を受け、中止となった。

　今年は、ビデオ会議システム「Ｚｏｏｍ(ズーム)」を使用して、オンラインのみで開催する。時間は、両日ともに午前10時から午後４時。参加費無料。

19の研究室を公開

　研究室公開では、トランジスタができるまでの歴史やプロセスを紹介する研究室など、同大の19の研究室が参加し、各研究室が研究成果を紹介していく。「身のまわりにある物質や、身近な病気、微生物を使った研究や最先端の画像技術の紹介などをオンラインでも楽しんでもらえるように工夫した」と近藤実行委員長は話す。

科学実験教室も

　また、２００９年に生命理工学部の学生を中心として創設され、バイオの面白さや奥深さを子どもたちに伝えることを目的として多岐に渡る活動をしている学生サークル「東工大ＢＣＳ」は、科学実験教室をオンラインで配信する予定だ。

　そのほか、大学院全学説明会と各系による大学院説明会も開催される。

　近藤実行委員長は「微生物を使った研究や最先端の画像技術の紹介など盛りだくさん。興味のあるところにオンラインで参加して、サイエンスを味わってほしい。オンラインでも楽しんでもらえるよう、準備している」と意気込みを見せた。

　両日のスケジュールの詳細や、同イベントへの参加はＨＰ（【URL】https://www.titech.ac.jp/ssd/）から。

　問い合わせは、同大総務部すずかけ台総務課【電話】０４５・９２４・５９０４へ。