小田急線桜が丘駅周辺
コロナ下の中、免疫力の向上や運動不足、ストレスの解消に推奨されているのが散歩。街路樹や花壇に咲く花々を愛でながら、移ろい行く景色をの変化を感じながら歩くのは、楽しいもの。
そんな散歩をしながら、美術館巡りができるのが、小田急線桜ヶ丘駅周辺。ここでは、地元で「桜ヶ丘文化散歩道」と呼ばれる、桜ヶ丘駅周辺を紹介します。
色鮮やかな花壇が出迎えてくれる駅ロータリー
大きな桜の木とツツジが目印の小田急線桜ヶ丘駅東口。ロータリー沿いの歩道には、クリスマスローズやベゴニアなど、色とりどりの花々が咲き誇る花壇が出迎えてくれます。この花壇は、地元自治会と商工会議所桜ヶ丘支部の皆さんが整備をしているものです。
企画展に常設展も異空間「ぎゃらりー桜株」
花壇の花々を愛でながら、藤沢街道へ。横断するとすぐに見えてくるのが「ぎゃらりー桜株(上和田1784-13)」。ギャラリー内は「99SHINICHI館」として、スペイン在住の画家・九十九伸一さんの常設展示をする全国でも珍しいギャラリーです。
九十九伸一さんとは?
九十九伸一さんは、福岡県出身の65歳。40年前にヨーロッパにわたり、スペイン・バルセロナを中心に活躍している画家です。2001年にスペインで開催された美術展では、フォアン・カルロス国王陛下の賞讃を受けています。未来を感じさせるその独特の作風が人気で、多くの絵本が出版されるほどです。
ぎゃらりーは、貸し館もしており、大和市内のガラス工芸家・長谷部美由紀さんのグラスアートの常設展示も始まりました。
- 2021年6月16日~20日には「くらふと&アート展」日傘、ラミネートバッグ、アクセサリーなどの展示販売も行われます。
周辺は『桜ヶ丘文化散歩道』
ギャラリーの運営は、近くの「笹倉鉄平版画ミュージアム」の館長・小川政男さん。九十九伸一さんとは30年来の付き合いの小川さんは、これまで何度も九十九さんの個展を開催。九十九さんの息子でチェリストの九十九太一さんのギャラリーコンサートも開催しています。
ギャラリー桜株の建つ藤沢街道沿いを横断し、1本内側に入った住宅街の中に、画家・笹倉哲平氏の全作の版画(シルクスクリーン)作品を所蔵・展示する「笹倉哲平版画ミュージアム(上和田1777)」が現れます。※版画ミュージアムは月・火曜定休なのでお間違いなく。
- コロナ禍の今こそ季節や芸術を楽しんでみませんか。