「横須賀」でイメージするものは何でしょうか?カレーやネイビーバーガーなど有名ですが、その発祥は「軍港の街」だったから。いまも米海軍基地があり、交流も盛んです。そんな街の歴史を辿ると出会うのが「ジャズ文化」。そう、横須賀は「戦後ジャズ発祥の地」なのです。
横須賀「ジャズ」の歴史
市の中心地、京急汐入駅前にあるオペラハウス仕様の劇場「横須賀芸術劇場」の場所にはかつて、米海軍の兵員クラブ「EMクラブ」がありました。戦後すぐのこと、そこでは国内外の著名なジャズミュージシャンが連日、ライブを繰り広げていたのです。ここから派生して、横須賀市街にはジャズバーやジャズ喫茶が立ち並んでいました。
しかし音楽の流行も変化していくと、「ジャズ」の空気も街から薄れるように。そんな中、「横須賀=ジャズ」の誇りを守るように、毎夏、ジャズ祭が開かれています。
- 「ヨコスカ ジャズ ドリームス」の名称で今年で35回目を迎えるイベント。第一線で活躍するジャズミュージシャンが年1回、ここ「横須賀」に集結するのです。フィナーレでは、その豪華メンバーでのセッションが見どころとなっています。
豪華なメンバーが登場
今年の開催は7月24日(土)。よこすか芸術劇場を会場に、トリプルサックス、ジャズヴァイオリンのカルテット、そしてジャズドリームスだけの特別編成によるビッグバンドなどが登場します。
◎公演は16:00開演 (15:00開場)
◎S席:6,800円 A席:4,800円(チケット販売は電話予約センター046-823-9999)
写真展や街にデザインも
また、35回を記念して、同じく汐入駅前にあるコースカベイサイドストアーズ4階、ジャズがコンセプトの映画館「横須賀HUMAXシネマズ」ではこの歴史を辿る写真展も開かれています。
劇場に隣接するドブ板通りには、こんな手形レリーフも。排水溝にもこんなデザインが。近隣には軍港の街にちなんだ「横須賀グルメ」を味わえるお店も周辺に多くあります。公演だけでなく、ぜひ、横須賀の街も楽しんでください!