「コロナ禍で演奏機会が減った青葉台近隣の中学・高校の吹奏楽部のため、一生の思い出に残るコンサートを贈りたい」。そんな思いから、横浜市青葉区の青葉台東急スクエア(高橋駒貴総支配人)が7月16日、コンサート開催への支援を募るクラウドファンディングを開始した。
目標金額はホール貸切費用などを使途とした250万円。「青葉台エールコンサートプロジェクト2021」と銘打ち、地元中学・高校の吹奏楽部が一堂に集まる合同コンサートを目指す。会場はプロの音楽家も立つフィリアホール。11月23日の開催を予定し、青葉台、鴨志田、田奈、緑が丘、もえぎ野、谷本中学校、横浜翠陵中学・高等学校の7校が参加する。
これまでスクエアのイベントスペースでは、近隣中学・高校の吹奏楽部による演奏会を定期的に開催してきたが、昨年3月からはコロナ禍で開催が見送られている。スクエアは「今まで演奏してくれた吹奏楽部の皆さんに何か支援できないかとの思いから、プロジェクトを企画した。心に残る思い出をプレゼントしたい」としている。
悔しさ乗り越え
クラウドファンディングの開始にあたり、青葉台中学校吹奏楽部の部員たちは「昨年は頑張って練習しても発表する場がなく、とても悔しい思いをしました。今回、多くの人に演奏を聴いてもらえる機会を用意してくださり、部員一同嬉しい気持ちでいっぱいです。精一杯頑張るので、応援よろしくお願いします」と話す。
支援方法はクラウドファンディングのサイト(「青葉台東急スクエア レディフォー」で検索)から。支援額は2500円から10万円まで。リターンは当日の鑑賞券や配信視聴URL、記念DVDなどが贈られるコースがある。募集期間は9月15日(水)午後11時まで。コンサートは支援額に関わらず感染症対策を徹底した上で実施する予定。