横浜市都筑区の横浜市歴史博物館で企画展「布 うつくしき日本の手仕事」が7月17日に始まった。会期は9月20日まで。
同展は、横浜市と包括連携協定を締結する神奈川大学の日本常民文化研究所(常民研)と共同で開催しているもの。東日本大震災から10年の節目として、同研究所が所蔵するコレクションから東北地方を中心に、日本の「布」や衣類に関する「手仕事」の美しさを紹介している。
一般公開に先立ち16日には内覧会が行われ関係者が参加した。常民研の安室知所長は「研究所が設立し100周年の節目にこのように博学連携をとれたことは大きな出来事」と評価。佐藤信館長は「地域の歴史と風土の中で育まれた布文化と美しい手仕事の数々をご覧ください」と呼びかけている。
国内外で高く評価される東北地方発祥の「こぎん」や「菱刺」も展示