川崎市岡本太郎美術館(枡形)で7月から、企画展「太郎写真曼陀羅」が開かれている。写真家・ホンマタカシ氏が選んだ岡本氏の写真約160点が、独自の切り口で並ぶ。
今までにない展示に
雑誌連載の企画で日本各地を訪問取材し、写真を撮り続けた岡本氏。同館ではこれまでも、同氏がシャッターを切った写真の展示を企画してきた。一方、今回は「今までにない展示になった」と学芸員の片岡香さん。「太郎さん自身が被写体になっているものや、旅先で出会った女性、たまたま映り込んでしまった人–。ホンマさんならではの視点で新鮮」という。
未発表作も含め5つの分類で紹介、好きな写真を見つけて
その言葉通り、岡本氏自身の写真に始まり、「ポートレイト」「取材」「看板」「スナップショット」と、多くの未発表作も含め5つの分類で紹介。看板では当時の各地の風景、スナップショットでは「つい撮ってしまった」であろう一枚を楽しめる。ホンマ氏は「皆さん各自に好きな写真を見つけて、その作品の前でしばらく、ニンマリしていただけたら」と記している。
同展は10月11日まで。要入館料、中学生以下無料。常設展「太郎さんの心の中を楽しもう!」同時開催 。
読者プレゼント
同企画展に読者5組10人を招待。はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、紙面の感想を明記し、〒211―0042川崎市中原区下新城3の14の7タウンニュース「岡本太郎」係へ。メールも可(kawasaki@townnews.jp)。8月26日(木)必着。※発表は招待券の発送をもって