”天然”であること。
”新鮮”であること。
「お客さんの口に入るものだから、こだわらないとね」と語るのは神奈川県足柄上郡中井町にある「寿司幸」(すしこう)の工藤浩一大将です。昭和54年創業、中井町の名店である「寿司幸」を訪ねてみました。
ネタ、シャリ、調味料にまでこだわりを
小さい頃から寿司職人となることを決め、銀座に修行に出ていた大将。先代の跡を継いで切り盛りする2代目です。
先代が常にこだわってきたマグロをはじめ、魚は”天然”そして”新鮮”であることを追求し、川崎幸市場や平塚の友人漁師らから仕入れているそう。
- 寿司ネタだけでなく、もちろんシャリにも手は抜きません。大将自らが研究を重ね、ササニシキとコシヒカリをブレンドしてシャリに最適なお米にしています。季節によっては米の産地を変えることで、常にネタの味を最大限に生かしつつ、しっかりした食感と味を楽しめるシャリができるのだとか。
ふっくら黄色が鮮やかな玉子は、伊勢原市の「寿雀卵」を使用。酢、塩、醤油の調味料なども選び抜いた逸品を使っています。
「お客さんの口はごまかせない」
先代からの常連も多いからこそ、「お客さんの口はごまかせない。常においしいと思うものを出さないと」と話す大将。細かいところまで妥協しない大将の真摯な姿勢と、なにより提供される寿司のおいしさが根強いファンを獲得しています。
- そんな職人気質な大将ですが、話してみるととっても気さくな方です。にぎり寿司やちらし寿司などの通常メニューのほか、会話をしながら大将におまかせするのも楽しみのひとつかも。
- 気軽に頼める人気の並ちらしはネタもボリュームもたっぷりで、お値段以上の豪華さに驚くお客さんもいるそうです。
ご家族や大切な友人と、大事な仕事相手にも―…。紹介したい自慢の名店です。
メニュー
にぎり寿司、ちらし寿司
◎お刺身、一品料理、コース料理 ※事前予約。宴会15名様まで、個室あり
◎日本酒、焼酎ほかアルコール各種
◎テイクアウト(にぎり、太巻、ちらし、ばらちらし)
※受付時間:11:00~19:00(事前予約)