シンプルだからこそ、素材の味がわかりやすく味わいが楽しめる「そば」。江戸時代には〝うまい日本酒を飲むなら蕎麦屋に行く〟のが鉄則だったそうで、今でもそばは日本酒ファンたちをはじめ多くの人々を虜にしています。日本の粋な伝統料理・そばの名店である、横浜市旭区の「満月屋」のおいしさの秘密と魅力に迫ります。
人気の『国産手打ちそば』と『旬の一品料理』は、老舗店で修業を積んだ2代目・兄弟が腕をふるいます
「満月屋」は、昭和46年(1971年)に創業した老舗そば店。満月健さんと淑子さんご夫婦が横浜市旭区の二俣川にお店を構えたのが始まりで、その後相模原へと移り、再び旭区に戻ると昭和60年(1985年)からは現在の南万騎が原でお店を営み始めました。
今はご夫婦の息子たち二人がお店を引き継いでおり、兄の宏貴さんと弟の太さんが切り盛りしています。そば打ちは太さんが担当。太さんは麻布十番の老舗そば店で約10年の修業を積んできた板前で、毎朝手打ちするつるりとしたのど越しのそばは絶品と評判を呼んでいます。天ぷらやそばがき、季節料理を手掛けるのは宏貴さん。宏貴さんは本場関西の京懐石料理店で10年間修業しており、日本酒にぴったりな旬の素材をいかした一品料理に腕をふるっています。
季節料理を味わいながら日本酒を嗜み、そばで締めるのが粋な食べ方
江戸時代から庶民に親しまれてきたそば屋では、まずはちょっとしたつまみを食しながら日本酒を楽しんで、最後に蕎麦で締めるのが粋とされてきました。今でも日本酒ファンの間では、〝この食べ方が最高に贅沢〟と言われています。ここでは、そば屋「満月屋」の絶品そばと、旬の一品料理を紹介します。
そばの種類は2つ。それぞれの味わいを楽しんで
そば屋「満月屋」のそばは、『二八そば』『十割そば』の2種類。どちらも創業当時から親しまれてきた味で、初代の味を受け継ぎながら、麻布十番の老舗そば店で磨いた技を生かし弟の太さんが毎朝手打ちしています。
- 『二八そば』
こしがあり、のど越しのいいそば。使用するそば粉は季節ごとに産地を変え、そのとき最もおいしいものを食べていただけるよう工夫しています。
- 『十割そば』
満月屋にある手挽きの石臼で挽いた香り豊かなそば粉を使用しています。田舎風の太めなそばです。
メニューは冷そばと温そばから選べます。冷そばは人気の『上天ざる』(1,680円・税込1,848円)をはじめ、『鴨汁せいろ』(1,300円・税込1,430円)や『とろろ』(1,080円・税込1,188円)など12種類。温そばは、肉厚な鴨肉が話題を呼ぶ『鴨南蛮』(1,450円・税込1,595円)のほか、『上天ぷらそば』(1,500円・税込1,650円)や『山かけ』(1,080円・税込1,188円)など13種類。このほか、丼セットやご飯ものもあります。
※メニュー一覧は満月屋ホームページ(http://xn--ogtt3w42f.jp/)の『お品書き』をご覧ください。
最初にいただくのは、旬の一品。定番の『天ぷら』はもちろん、京懐石出身の板前が目利きした『刺身』も人気です
時季に合わせた一品料理は、本場関西の京懐石料理店で修業した宏貴さんが腕をふるいます。定番の天ぷらやそばがきをはじめ、人気なのが新鮮な刺身。自ら横浜南部市場に足を運んで、新鮮な魚介類を目利きし仕入れています。日本酒との相性も抜群です。
※メニュー一覧は満月屋ホームページ(http://xn--ogtt3w42f.jp/)の『お品書き』をご覧ください。
掘りごたつ式の座席だから、ご年配の方やお子様連れもくつろげます!
2015年にお店を改装し、座席がお座敷席から掘りごたつ式になりました。足が悪いご年配の方や、お子様連れのご家族様もくつろげる空間を提供いたします。座席は可動式なので2人から団体様まで対応可能。ゆったりとお食事をお楽しみください。
ご予算に宴会コースも。1週間前までにご予約を。
宴会コースでは、料理6品+デザートの4,200円(税込4,620円)・料理7品+デザートの5,400円(税込5,940円)の2コースをご用意。すべてのコース料理の締めには当店自慢の手打ちそばを提供いたします。プラス1,800円(税込1,980円)で120分制の飲み放題を付けることもできます。ご予算に応じた宴会にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。※1週間前までに要予約。
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