箱根園水族館ではSDGsの取り組みの一環で、5月からコンブをアオウミガメの餌として活用している。
コンブは横浜市金沢区で2016年から計画栽培している(一社)里海イニシアティブが提供しており、餌として活用するのは同園が初。同法人理事の富本龍徳さんは「コンブは二酸化炭素を吸収して酸素を排出する。海洋の環境保全と浄化、温暖化対策に貢献でききるので、活用方法を広げていきたい」と話している。
飼育されているアオウミガメ3匹には、1日に400gを一口サイズに切って与えている。飼育長の島本大樹さんは「最初は餌として認識しなかった子もいたが、1週間ほどで慣れた。砂を飲み込んでも排出が良くなり、体調にも良い影響が出ている」と、3匹の変化を見守っている。