第1回京都アニものづくりAWARDの地方創生部門で、世界的人気アニメ「エヴァンゲリオン」と箱根のコラボレーションイベントが金賞を受賞した。2020年1月から始まったこのイベントには、コロナ禍でも多くの観光客が足を運んだ。
京都アニものづくりAWARDは、アニメと異業種による優れた取り組みを表彰するもので、企業や地方の発展を推進するもの。第1回の今回は、全国から143の応募があり、24の作品や取り組みが表彰された。
地方創生部門で金賞に輝いた「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE」は、箱根が同アニメの舞台のモデルになっていることから「箱根史上最大規模でエヴァンゲリオン化」をテーマに展開。桃源台駅やバスのラッピング、劇中で赤く染まった海を再現する風呂など、小田急箱根ホールディングス(株)、藤田観光(株)をはじめ複数の企業や箱根町が、観光による地方創生を目的に取り組んだ。
受賞について藤田観光の担当者は「準備が大変だった分、本当にうれしい。これからも、箱根の活性化に貢献していきたい」と話し、小田急箱根ホールディングスの担当者は「コロナ禍でもたくさんの方々に楽しんでもらえた。近いうちに新たな企画ができたら」と、意欲を示した。