ホテルニューグランドでは、今年から制定した「ドリアの日」に合わせて10月29日、シーフードドリアの販売を開始します。
ホテル開業時にフランスから招かれたスイス人シェフである初代総料理長サリー・ワイルは、横浜に本格フランス料理の技術を持ち込み、 日本における西洋料理の発展に寄与した人物。今や洋食の定番メニューである”ドリア”は、体調を崩した外国人のお客様のために彼が即興で考案した一品です。ドリアの日は、ワイルが来日した日に制定されています。
「ニューグランドの発祥ドリア」
今回新発売されるシーフードドリアセットは、代々受け継がれてきたレシピを元に同ホテルのシェフが監修し、開発されたもの。これまではレストランに来ない限り味わえなかった「ニューグランドの発祥ドリア」を冷凍食品として販売することで「全国各地の方々にご自宅で手軽に味わってもらえるようにしました」とのこと。
実はその冷凍技術が発展したのが、1964年東京五輪の時。当時選手村食堂では、選手や関係者約7000人、約60万食を用意するため、食材を保存して鮮度を保ち、安定供給するための冷凍技術の開発が急務でした。その選手村の「女子食堂」料理長を務めたのが、ホテルニューグランドの2代目総料理長・入江茂忠氏(「スパゲッティナポリタン」を生み出したシェフ)。奇しくも東京五輪が開催された今年、冷凍技術を使ったドリアが同ホテルから発売されることに不思議な縁を感じます。 嬉しいことにまだ発売前のドリアを特別に送っていただいたので、早速実食してみました。
「レンジでチン」でホテルの味
実はニューグランドのシーフードドリアは、記者の大、大、大好物!学生時代からドリアは好きでしたが、初めてここのドリアを食べた時の衝撃は今でも忘れません。コロナ禍で近頃ホテルでもテイクアウト商品が充実していますが、ドリアは初めて。クール便で届き、賞味期限は1ヶ月。しばらく冷凍庫の中で眠らせて、週末の楽しみにいただきました。好きな時に食べられるのも冷食ならではですね。
作り方は簡単!外袋から出してフタをしたまま電子レンジ500Wで約7分、700Wなら約5分。バターライスの上にエビやホタテが入ったふんわりコクのあるなめらかな舌触りのソース、表面の焼き色も食欲をそそります。ホテル感を出すには、お皿に素敵なペーパーを敷いて出すのが◎。
- 「本物と全く同じにするのは難しいですが、かなり近い味が出せている」と監修した宇佐神茂総料理長も納得の商品ですが、1つ1つ丁寧にシェフが手作りしているドリアはレストランでしか味わえない逸品とのこと。「この冷凍ドリアを食べて、ホテルに足を運ぶきっかけになってもらえたら嬉しい」と話していました。
個人的的にはワインなどのお酒と一緒にいただくのもおすすめです!シーフードなので白ワイン?試しに同ホテルゆかりの人物、マッカーサーが愛したという日本酒「東長(あずまちょう)」(ホテルで販売中)と合わせてみたら、こちらもピッタリ。
冷凍食品になったことで、手軽にホテルの味を楽しめるのがいいですね!・・・とはいえ、お値段は手軽ではないので(笑)、頑張った自分へのご褒美や家族でちょっと贅沢したいとき、贈り物にも喜ばれそうです。「肌寒くなる季節にドリアで暖を取りませんか?」。そんなホテルの呼びかけに、思わず笑顔になりました。
シーフードドリア(300g) × 6食セット、16,200円(税込) ※送料込み(冷凍便での配送)。ホテル公式オンラインショップ https://www.hotel-newgrand-shop.comで販売中。商品に関する問い合わせは同ホテル【電話】045-681-1841(代表)まで。