東海道の宿場から三浦半島へ通じる連絡街道として重要な役割を担った「浦賀道」を動画とパネルで紹介する展示が、11月5日(金)から開かれる。会場は本町の市民活動サポートセンター。
主催は、県立横須賀高校の放送部OB4人が立ち上げた「YBS動画サークル」。「歴史や街のほっこりする話題など、横須賀の良さを動画で発信したいと思った」と、会を束ねる佐久間則夫さんは話す。昨年初頭に活動をスタート。横須賀市の承諾を得て、「スカリンとよこすか散歩」とタイトルを付けた。「コロボックルに会いに行こう」「ティボディエ邸 小栗上野介が持ち帰った一本のネジ」など、写真と動画に解説を交えて紹介。美術館の学芸員への取材動画もあり、ナレーションは「スカリン」が話をしているようなイメージで、ボランティア参加の中学生が担当している。
かつての放送部員とはいえ、動画の撮影や編集は初心者。試行錯誤しながら事前取材や調査から本番、編集まで、メンバーで手分けをして作品を増やしているところだという。
今回の展示では、浦賀道の追浜から浦賀まで、約50の史跡や要所を地図に照らしながら、パネルで解説。行程中を記録した案内動画も紹介している。「(浦賀道は)テーマとしては有名だが、あまり全体像は知られていない。三浦半島を支える重要な街道だったことを俯瞰しながら、分かりやすく伝えたかった」と佐久間さん。会期は同月13日(土)まで、午前9時から午後9時(最終日は3時まで)。問い合わせは【携帯電話】090・4452・7754