開成町の公式マスコットキャラクター「あじさいちゃん」は、12月に入り、とてもそわそわしていました。そのわけは、あじさいちゃんのお家でもある開成町役場に初めてイルミネーションが点灯するからです。町制施行70周年のフィナーレを飾る企画の一つで、地元の湘南電力株式会社の協賛を得て役場前のシンボルツリーと芝生広場が彩られるのです。点灯のカウントダウンという大役を任されたあじさいちゃんは、うまくできるか少し緊張していたのです。
写真家の浅田政志さんとセレモニーへ
イルミネーション点灯前。緊張MAXでお腹が痛いあじさいちゃん
さあ、いよいよ点灯時間が迫ってきました。湘南電力さん、そして浅田さんもスタンバイＯＫ。ツリーの周りにはたくさんの人たちが集まってきて、点灯の瞬間を待っています。
事前に告知はしていましたが、想像以上の人の多さにびっくりしたあじさいちゃん。緊張も最高潮で少しお腹が痛くなってきました。事前の打ち合わせでは、あじさいちゃんと浅田さんの合図で点灯です。
「ええいっ」魔法は大成功！
「頑張ったらうまくできちゃった」とご満悦のあじさいちゃん
かわいいステッキを持って思い切って「ええいっ」と魔法をかけると、暗闇は一瞬できらめくフォトスポットへと大変身！「大成功、上手にできた！」と言わんばかりのあじさいちゃんはとってもうれしそうです。
- 注目！ 2025年12月25日のクリスマスまで楽しめるということで、たくさんの人に遊びに来てほしいと願っています。一番おすすめのアングルを聞くと、省エネルギー化や、創エネルギー設備を導入した国内初のＺＥＢ認証庁舎で、そのデザインも評価が高い役場を背にしたものと教えてくれたので、早速撮ってみました。
「70」の文字も見えて、格子が印象的な庁舎も見えて最高です！
美しい庁舎を背景に70周年のイルミが映えるおすすめアングル
カナガワポトガラヒー出張浅田撮影局／開成編
ひと仕事終えたあじさいちゃんですが、今日はこれで終わりではありません。町制施行70周年記念事業の一環として、公益財団法人神奈川芸術文化財団と共催する「カナガワポトガラヒー出張浅田撮影局 開成編」がこの日から始まるのです。
写真家 浅田政志さんが開成町を巡り、被写体と交流しながら町の「らしさ」を収めた作品。展示は10点で、庁舎のガラス面に大きく貼りだされています。
- 注目！ あしがり郷 瀬戸屋敷、居酒屋かっぱ、株式会社オリエンタルコンサルタンツ、開成ジュニアアンサンブル、快晴茶、開成町パークゴルフ協会、開成町婦人会、開成町まちづくり情報特派員、開成水辺スポーツ公園、神奈川県立吉田島高等学校、日本製紙クレシア株式会社 開成工場、梅林刀剣鍛錬所、富士フイルム先進研究所、宮台連ほかたくさんの方々がともに創り上げたものです。
開成町での撮影秘話や作品について語る浅田さん
撮影参加者たちは大盛り上がり
展示されている一枚一枚について、その時の様子やこだわりポイント、撮影秘話などを交えて紹介してくれた浅田さん。会場には撮影参加者も集まっており、大盛り上がりとなりました。
- 注目！ 浅田さんによれば、今回の写真は、構図はもちろん、表情や腕の角度、湯気の出方、ライティング、背景など細部にまで練り上げた演出写真。見るだけの記録的なものと違い、見ていて笑顔がこぼれる、想像が膨らむような写真がならんでいました。
職員さんたちもたくさんの人たちに来て喜んでもらえたことにひと安心。そんな姿を見てあじさいちゃんもうれしくなりました。
想像以上の来場者がありほっとする職員と作品を見つめる町長
来場者へのおもてなし
開成町のために、いつも一生懸命なあじさいちゃん
イベントが終わってもあじさいちゃんの仕事は終わりません。忙しい中、来てもらったたくさんの人たちに開成町のことをもっともっと好きになってもらうために、おもてなしをします。
正座もできるあじさいちゃんはとっても礼儀正しいので、きちんとお礼のご挨拶。おしゃべりの輪にも積極的に飛び込んでいきます。ひと通りこどもたちとの撮影を終えたらやっとサヨナラタイム。少し寂しそうなあじさいちゃんです。
「また会おうね！開成町役場で待ってます」
