善意からの悲劇、許し問う
横浜市中区若葉町の映画館、横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画『誰かの花』(115分)=写真=が2021年12月18日から同館で全国に先駆け先行上映される。同24日まで。
同作品では、団地のベランダから落ちた植木鉢が住民を直撃し救急車やパトカーが出動する騒動に。その事件をめぐり、展開される偽りと真実の数々。「ある悲劇が『善意』から始まったら、その先に救いはあるのか――」
出演は高崎映画祭『ケンとカズ』で最優秀新進俳優賞受賞のカトウシンスケ氏をはじめ、日本アカデミー賞優秀主演女優の吉行和子氏、横浜出身で舞台や映画、テレビドラマなどで活躍し、映画『マルサの女』や『それでもボクはやってない』などに出演する高橋長英氏ら名優が集結。
脚本・監督は、横浜出身で、ドキュメンタリー映画の構成やミュージックビデオの脚本・監督など多岐に活動する奥田裕介氏が務めた。同作が劇場公開作品第2作目。
奥田監督は「『赦されるための何か』を探している登場人物たちと一緒に、監督である私も『赦される何か』を探しながら完成させた映画です」とコメントする。上映については同映画館【電話】045・243・9800。