川崎市が民間企業と協力し実証実験「PARK &(パークアンド)」
2021年11月に再編整備計画の改定案が示された等々力緑地で1月14日から3日間、スポーツや食、仕事などをテーマにしたイベントが開催される。日常的なにぎわいづくりを目指すための実証実験として川崎市が民間企業と協力。来場者にはアンケートを取り、同計画へ生かす。
「PARK &(パークアンド)」と題された実証実験で、初めての取り組み。「働く、食べる、休む、遊ぶ、リラックスする」など多様なテーマで等々力緑地を楽しんでもらう。
野外映画上映、ヨガ体験、サッカー教室、遊具体験など
球場内での野外映画上映や陸上競技場でのヨガ体験、川崎フロンターレによるサッカー教室、川崎ブレイブサンダースによる子ども向け遊具体験などを予定。大道芸やミュージシャンのステージ、キッチンカーの出店、予約制でバーベキューなども企画される。川崎工科高校の生徒らが手掛けた「竹あかり」も会場を照らす。
また、コロナ禍で働き方が変わった今ならではの企画として、陸上競技場のVIP席などを仕事場所として解放。近隣のコワーキングスペースとも連携し、イベント期間は割引料金で利用できる。
14日は正午から午後7時、15、16日は正午から午後5時。一部事前申し込みが必要。詳細はイベント特設サイトを参照。
問合せは川崎市建設緑政局【電話】044・200・2408。
ニーズ把握へ
今回3日間の実証実験では、来場者に再編整備を進める上で期待することや希望する機能などの調査を行う。市建設緑成局の担当者は「再編整備計画を進める上で参考にしていきたい」と話す。
等々力緑地の再編整備については、2021年11月に改定案が示され、12月までパブコメ(市民意見)を募集していた。2022年2月には計画が改定される予定で、4月から事業者を募る。23年4月から指定管理者が緑地一帯を管理し、29年度の整備完了を目指している。