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大岡越前祭は茅ヶ崎のDNA?名奉行が“郷土の誇り”になった理由

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大岡越前祭は茅ヶ崎のDNA?名奉行が“郷土の誇り”になった理由

自由で人情派。大岡越前のスピリットは今も街に息づいている

海のまち・茅ヶ崎で70回に及ぶ歴史を刻んできた「大岡越前祭」。 茅ヶ崎で育った子供たちなら、お小遣いを握りしめて友人と会場へ駆けつけた思い出が一度はあるのではないでしょうか。パレードの列に入りたくて、うずうずしながら沿道を眺めていた……そんな経験を持つ方も多いはず。

子供ながらに「茅ヶ崎といえばこのお祭り!」と刷り込まれてきた大岡越前祭ですが、大人になった今改めて眺めてみると、ふと疑問が湧いてきます。 「そもそも、海のまち茅ヶ崎と江戸の奉行、いったい何の脈絡があるんだ……?」と。

そんな素朴な疑問をお持ちの皆様にこそ、「茅ヶ崎と大岡越前のかくかくしかじか」を語れるようになってもらいたい。そんな一念で、このお祭りの歴史を紐解いてみたいと思います。

なぜ茅ヶ崎で「大岡越前」なの?

結論から言うと、このお祭りはその名の通り、あの「大岡越前」にちなんだものです。 テレビの時代劇でも有名な名奉行・大岡越前守忠相(ただすけ)公。1970年から1999年まで、実に29年近く・全15部にわたって放送されたドラマシリーズを覚えている方も多いでしょう。

人情味あふれる「大岡裁き」で庶民を救う姿は加藤剛さんをはじめNHK BS時代劇東山紀之さん、高橋克典さんへと受け継がれ、今なお世代を超えて愛されています。

そんなお茶の間のヒーローである大岡越前ですが、実は大岡家の先祖代々の菩提寺(お墓)が、茅ヶ崎市堤にある「浄見寺(じょうけんじ)」にあるのです。

茅ヶ崎市では昭和31年から、忠相公の遺徳をしのぶ行事として「大岡越前祭」が産声を上げました。高度経済成長へと向かう活気の中、「郷土の誇りを形にしよう」と立ち上がった当時の市民たちの熱意が、この祭りの原動力でした。 当初は命日に合わせた墓前祭を中心としたささやかなものでしたが、回を重ねるごとにパレードや周辺行事が加わり、今や茅ヶ崎の春を象徴する「四大まつり」の一つへと成長を遂げたのです。

茅ヶ崎の「粋」は、江戸の「情」に通ず

筆者がかつて千円札を握りしめて感じていたあのワクワク感。 大岡越前の代名詞であ「三方一両損」のような、合理的でありながら人の心に寄り添う「人情味」は、どこか茅ヶ崎の気質に通じるものがある気がします。

自由で開放的でありながら、困った時は「お互い様」と支え合う。そんな茅ヶ崎のコミュニティの根底にあるスピリットが、江戸の名奉行の精神と共鳴したからこそ、70回という長い年月、途切れることなく愛され続けてきたのではないでしょうか。

2026年、家族で楽しむ見どころポイント

さて、今年の「大岡越前祭」も、あの頃と変わらぬ熱気で私たちを迎えてくれます。

  • 迫力満点!ビッグパレード 日曜日のメインイベント。江戸時代の衣装に身を包んだ「越前行列」が街を練り歩きます。茅ヶ崎駅北口からエメロード周辺は、最高のフォトスポットです。

  • 駅周辺のグルメとにぎわい パレードを楽しんだ後は、北口周辺の出店へ。地元商店のグルメや屋台が並びます。中央公園で開催される「ちがさき産業フェア」とのハシゴも、家族連れの定番コースです。

  • 静謐な「浄見寺」へも足を伸ばして 賑やかなお祭りはルーツである浄見寺でも。そこにはテレビの中のヒーローではない、実在した偉人と市民の「確かな絆」が静かに息づいています。

「茅ヶ崎になんで大岡越前なの?」 もしパレードを眺める子供たちにそう聞かれたら、ぜひ胸を張って教えてあげてください。 「ここはね、江戸時代から続く『情』を大切にする街なんだよ」と。

過去の現地レポはこちらから

開催情報

開催日 令和8年4月18日(土曜日) 、4月19日(日曜日)
会場 JR茅ケ崎駅周辺や大岡家菩提寺の浄見寺周辺
18日の実施内容 駅前コンサート(10時~) 茅ケ崎駅ペデストリアンデッキ
大岡越前法要(15時~) 浄見寺本堂
浄見寺地元祭り(10時~) 浄見寺周辺
野だて(12時~) 浄見寺庭園
19日の実施内容

越前行列とビッグパレード
13時に茅ヶ崎小学校を出発予定

主催・HP 第71回大岡越前祭実行委員会

昨年のパレードの様子をどうぞ!

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開催日

2026年4月18日(土)~2026年4月19日(日)

住所

神奈川県茅ヶ崎市

公開日:2026-04-13

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