横浜市磯子区杉田でヘアサロン「HUG&LUG」とトータルビューティーサロン「HUG LIFE」を手掛けるHUG Corporationの上田祥廉代表取締役。サロン経営にとどまらず、ヘアーケアーメーカーも立ち上げるなど、「HUGに関わる全ての人々にはHAPPYを与え、世の為人の為に貢献し続けます」という理念のもとで挑戦を続けています。
飲食業から美容業へ転身
横浜市中区出身。両親は関内でそば屋を営み、そば屋と居酒屋で働いた経験から「いずれは自分の飲食店を」と考えていました。転機は22歳の時。友人が美容師だった縁で、横浜や横須賀に店舗がある美容室「CLAPS」のスタッフへと転身。当初は接客の勉強が目的でしたが、同世代と切磋琢磨しながら一つずつステップアップしていく中で、段々と美容師の面白さに惹かれていきました。
- 「飲食と違って好きな服装や髪型で働ける。周りに年上が多かった飲食時代と違い、同年代と働けたのも楽しかった」。CLAPSでは店長として杉田店の立ち上げも主導。その後、16年前に独立して杉田で「HUG」をオープン。移転や出店などを経て、現在は杉田で2つのサロンを経営しています。
「HUG LIFE」の経営は妻・愛美さんが担当。「主婦や女性が長く安心して働けるお店を作りたい」という思いから、さまざまな技術・資格を持つスタッフとエステ・ネイル・まつエクなどのサービスを提供します。
シャンプー販売で美容師の待遇をより良く
上田さんが新たに取り組むのがオリジナルシャンプーの販売です。仲間とともにヘアーケアーメーカー「センカレン」(https://cencalen.jp/)を立ち上げ、サロンでの利用やECサイトを通じて販売していきます。
- 「美容師は接客の対価を頂きますが、一人が対応できるお客様の数には限りがあります。シャンプー販売という接客以外の面でも収益が上がれば、スタッフの待遇をより良くしていくことにつながるはず」。
開発に2年を費やしたシャンプーで、利用客だけでなくスタッフの生活も豊かにしていきます。
より活気がある町に
2021年春からは商店街「ぷらむろーど杉田」の会長に就任。オンライン開催となった「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり」の実行委員会会長、消防団員も務めます。「町がより活気づいて、若い人もどんどん集まってほしい」。杉田の町のために、力を尽くします。