三寒四温─。冷たい風の吹く日と、暖かさを越えて暑さまで感じる日が交互にやってきて、春を実感できる季節となりました。
秦野市の里地里山を育む会(浅見一義会長・会員数35人)が、守り続けている西田原の里山で菜の花が見ごろを迎えています。開花し始めたのは3月上旬。21日には一面黄色の絨毯のような景色が広がりました。
この菜の花は浅見会長らが約10年前に荒廃していた同地に種を蒔いたものです。当時は不法投棄も多い荒れた土地だったという。里地里山を育む会会員らは、コツコツと土地の世話を続けてきました。地域住民らの協力もあり、毎年花を咲かせ続けた菜の花は少しずつその面積を広げました。「人間の力は自然には到底およばない。大いなる自然に生かされているのは人間だ」と浅見会長。
この菜の花の絨毯は、ゴルフ場・秦野カントリークラブ入り口ゲートの看板のある道を道なりに少し上がった斜面に咲いています。見ごろは4月末ごろまでだそうです。
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