川崎市コンベンションホール
神奈川県で最大規模となる華道の作品展「第72回神奈川県華道展」が5月18日(水)から23日(月)まで、川崎市コンベンションホール(小杉町)で開かれる。市内で実施されるのは18年ぶり。県内から選りすぐりの作品が会場に並ぶ。
同展は、県華道連盟と川崎市茶華道協会(伊藤紅華会長)が主催。新型コロナウイルスの影響で一昨年は中止、2021年は延期となり、開催は3年ぶりとなる。
2日ごとに89作品を入れ替え
期間中は県内23の華道団体から、それぞれ推薦を受けた華道家による267点の作品が集う。6日間の期間で、2日ごとに89作品を入れ替えて会場に展示。季節をとらえた古典的なものから現代的なものまで個性溢れる作品が並ぶ。
伊藤会長は「選ばれた華道家たちが、鍛錬している技術で美しい作品を披露する。驚くような作品もあるので楽しんでほしい」と呼びかけている。
交流絶やさず
伊藤会長によると、新型コロナの影響で、業界内でも公共施設などが利用できなくなり教室が開けないといった影響が出ているという。会員同士は、そんな逆境の中でも、写真や動画をインターネットで送り合い、作品の意見交換をはじめ交流を続けてきた。
2022年1月には、川崎市茶華道協会が主催し作品展を実施。流派問わず91人が参加し、梅や桜、ロウバイなどを用いた生け花を披露した。会場には約900人が訪れるなど盛況を博した。
伊藤会長は「コロナの影響が長引いているが花々の美しい作品を見て、また文化に触れることで人々を元気に、街を活性化できたらうれしい」と話した。