大津町出身の映画監督、佐向大さんが手掛けた最新作『夜を走る』が5月13日(金)から本町の横須賀ヒューマックスシネマズほか全国の劇場で公開される。
異色のヒットとなった『教誨師』から4年ぶりとなる作品。罪を背負った2人の男性が、夜のロードサイドを彷徨いながら、救いを探し求めるロードムービー。危機に直面した人間の心理を鋭く描く。リアルさの中にコミカルな要素をちりばめた巧みなストーリーで観る人を惹きつける。
絶望と再生の物語
舞台は郊外にあるスクラップ工場。40歳を過ぎても実家暮らしで、鳴かず飛ばずの営業成績に上司から毎日叱責を浴びている秋本と、要領が良く、妻子がありながら刹那的な生き方を楽しむ後輩の谷口。2人はある夜の衝動的な行動をきかっけに、運命が思いもよらない方向へと走り出す。果たして彼らに「夜明け」は訪れるのか─。「罪と罰」をテーマに、現代社会の姿を露わにする。
構想9年。脚本も佐向監督自ら手掛けた。
作品情報と上映スケジュールは公式ホームページ(【URL】http://mermaidfilms.co.jp/yoruwohashiru/)参照。