海老名市社家の海老名運動公園で5月15日(日)、植物や動物の命の大切さを考える「海老名SDGsマルシェ2022」が開催される。同公園でSDGsをテーマにしたイベントは初の試み。会場では「ロスフラワー」の販売や、保護犬・猫の里親探しなどが行われる。
イベントは、海老名運動公園の指定管理者である相鉄・コナミスポーツ・日比谷花壇共同企業体の主催。企業体を構成する3社合同での企画を事業計画で定めていた中で、海老名市が推進する「SDGs」について考え、学べるマルシェを初開催することにした。マルシェでは、SDGsの17の目標のうち目標15「陸の豊かさも守ろう」に焦点を当てたさまざまな企画が行われる。
イベントの目玉となるのは、廃棄予定の花(ロスフラワー)の販売。生花販売大手の日比谷花壇が、産地で母の日までに開花を合わせられなかったカーネーションなどの切り花や、一般流通にはのせられないポット苗を一般価格の半分以下という500円で売り出す。担当者は「廃棄予定とはいっても、まだ生きている花。花に親しみ、自然を大切にする気持ちを養うことがSDGsの目標達成につながると考えている」と話す。
また、動物の命を考えることを目的に、公園内で飼育されているポニーや小動物と触れ合う企画も開催。ポニーは海老名市の姉妹都市である北海道登別市から贈られたもので、昨年には仔馬「ココア」も誕生している。
会場では、主に神奈川県内で保護犬・猫の譲渡会を開催する「ハグアニマルズ」が、保護された犬や猫の里親探しを行うほか、犬猫用のグッズやフードのショップ、キッチンカーなども出店予定。
会場は運動公園総合体育館南側と冒険広場。午前10時から午後3時。入場無料。雨天の場合は花の販売など一部企画のみ体育館ロビーで実施し、キッチンカーや小動物とのふれあいなどは中止となる。(問)【電話】046・235・7204