東京都八王子市に相続・遺言相談を専門とし、ほかの業務を引き受けない行政書士事務所があります。横山町にある八王子行政書士法務事務所は、依頼実績は案件解決率がなんと98%を超える相続の超エキスパート。所長の荒井兄吾さんに「相続」に対する心構えを聞きました。
手続きが遅れるほど問題が大きくなる
「お金の話は先延ばしにするほど、解決することが難しくなります」と荒井さんは言います。これには深い意味があるそうです。
『誰が、どの程度引き継ぐのか』。一度納得した話でも、相続人ではない配偶者が意見してきた、何らかの事情でお金が必要になった、入院などにより判断能力が衰えた、署名ができないなど、あらゆる理由で、話が進まなくなるケースを荒井さんは見てきたそうです。
それなら早く手続きを進めよう―
慣れない人にとっては、これもなかなか難しいようです。「いきなり判子を押せと言われたのが気に入らない」。伝え方で遺恨が残り上手くいかない、コロナ禍で相続人が集まれず話し合いができない、金融機関の人数制限による予約待ちなど、思うように進まないことが現状のようです。
「判子をもらうタイミングも慎重に図ります」
「私たちの目的は『相続をうまく取りまとめること』。煩雑な手続きを請け負うだけではありません」と荒井さんは言います。
そのため、マメな状況の報告、手続き前後に戸籍証明や残高証明、取引履歴など書類の控えを相続人に提出する、小学生でもわかる言葉で説明するなど、きめ細やかに、丁寧に進めていくそうです。相続人もその親族も嫌な思いをさせない。それゆえに、「依頼は毎回、神経をすり減らしてクタクタになりますね」と苦笑いの荒井さん。
故人と向き合う時間を
それでも、相続・遺言書に特化する理由は「その人にしかできないことに時間を使って欲しいから」と言います。
「家族がもめないよう気をもんだり、相続手続きに追われたりするよりも、故人を偲び、思い出を語り合う時間に。そうすることで今後の人生が前向きになる」と荒井さんは言います。それはご自身の経験から強く思ったとも。
- 煩雑な手続きに追われる前に、揉める前に、相続のエキスパートに任せてみてはいかがでしょうか。