今月のテーマ「ササニシキ」
米のでん粉は2つの成分に分けられます。モチモチ食感を生み出す「アミロペクチン」と、あっさり食感の「アミロース」です。アミロペクチンだけで出来たのがもち米です。アミロースがすごく多いのがタイ米(インディカ米)です。
人気の銘柄はコシヒカリ系です。アミロペクチン80%、アミロース20%ほどです。水を加えて加熱すると、アミロペクチンに水が入り込みモチモチ食感を生み出します。アミロペクチンが若干少ないのがササニシキ系です。お酢を加えてもべたつかず寿司米には適しています。
ササニシキ系を見かけない理由は、若干病気に弱く生産者には扱いづらいのです。ところが腸活により良いのはササニシキ系です。でん粉のアミロースが大腸に届きやすいからです。
「美味しい」には個人差があります。流通量が多く接する機会の多い味に慣れ親しんでいくものです。ササニシキ系のお米だって充分に美味しいのです。
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