ハワイ・マウイ島で8月8日から発生した山火事に対して、茅ヶ崎市内での支援の声があがる中、いち早く募金活動を始めたのはサーフショップでした。
フリュードパワーサーフクラフト
発生から1週間ほどで募金箱を設置しました。同ショップの藤沢譲二代表の実家はハワイ・オアフ島にあり、茅ヶ崎市のホノルル市郡との姉妹都市締結に尽力した一人でもあります。マウイ島には何度も足を運んでいて友人も多いそう。
ニュースを聞いた藤沢さんは、サーフィン仲間でもある柾木太郎市議に相談し、市からホノルル市郡を通じて、マウイ島ラハイナの街の復興支援に役立てられることになりました。
募金箱は簡素ながら、藤沢さんの娘の教えるフラ教室の生徒や、同店の発信するSNSを見て訪れる人もいるといいます。
ホソイサーフ&スポーツ
客でありサーファー仲間からの提案で、山火事発生から3、4日ほどで募金箱を設置した同店(細井隆代表)。マウイ島のボードメーカー「MEL」のサーフボードやSUP(スタンドアップパドルボード)を扱っていて、卸売業者から現地の悲惨な状況を聞いていました。「ホノルルに限らず同じハワイ。少しでも困っている人の助けになれば」
支援の輪、茅ヶ崎市内各地で
義援金を受け付けるなどの支援活動が、市内各地でも8月22日から始まっています。活動は当面の間続けられ、集められた義援金はハワイ州とマウイ郡が推奨するハワイコミュニティ財団が設立した基金に寄付されます。
今回の大規模火災により、マウイ島西部の町・ラハイナでは2200棟以上の住居や建物が焼失するなど壊滅的な被害を受けました。これまでに110人が死亡(8月17日午前ハワイ政府発表)し、1万1千人が避難していることが報告されているといいます。
こうした中、支援を希望する市民からの声が市に多く寄せられたことから、市内のさまざまな団体の代表で構成されるホノルル市・郡姉妹都市交流委員会が主体となって活動していくことが決定しました。茅ヶ崎市、一般社団法人茅ヶ崎市観光協会、茅ヶ崎アロハ実行委員会、日本サーフィン連盟茅ヶ崎支部ほかが協力し、各所で募金活動を展開します。
募金箱の設置場所(時間)
- 茅ヶ崎市役所1階総合案内 午前8時30分から午後5時(平日のみ)
- 茅ヶ崎市役所5階秘書課姉妹都市担当 午前8時30分から午後5時(平日のみ)
- 茅ヶ崎市民文化会館1階事務室前 午前9時から午後7時
- 茅ヶ崎市観光案内所(JR茅ケ崎駅自由通路内) 午前9時から午後7時
- (一社)茅ヶ崎市観光協会(茅ヶ崎1の2の53) 午前8時30分から午後5時(平日のみ)
- 茅ヶ崎市総合体育館1階事務室前 午前9時から午後9時(第2月曜除く・該当日が祝日の場合はそれ以降の平日)
- 茅ヶ崎市美術館(東海岸北1の4の45) ⑦が午前10時から午後5時(月曜・祝日の翌日除く)
送金状況などは茅ヶ崎市ホームページで公表されます。問い合わせは市秘書課姉妹都市担当☎0467・82・1111。
多様な事業を通じ親交
茅ヶ崎市とハワイ州は2014年10月に同州ホノルル市と姉妹都市協定を締結後、さまざま事業を通じて盛んに親交を育んできました。ハワイへの支援活動について、市担当者は「この義援金は市民の皆様の声をきっかけにスタートしている。ハワイへの思いを義援金としてお寄せいただければ」と呼び掛けています。