平塚市岡崎にある行谷(なめがや)梓さんのハウスで、種なしピーマンの出荷がピークを迎えている。行谷さんはもともとハウストマトを栽培していたが、市場取引の価格低迷を受け、高値での取引が見込める種無しピーマンの試験栽培を2020年から開始。今年で3年目を迎えた。
種なしピーマンは、パプリカとししとうを掛け合わせた品種で、肉厚で苦味が少ないのが特徴。側管が長く背が高くなりやすいため、管理が大変という。行谷さんは「種を取る手間がなく、炒めても歯ごたえが残るので食感を楽しんでほしい」と魅力を話す。
出荷は7月上旬まで続き、出荷量は約5トンを見込んでいる。行谷さんの種無しピーマンは、JA湘南の直売所「あさつゆ広場」(平塚市寺田縄)やAコープ旭店などで購入できる。