山口春記念館が「山口蓬春 新日本画への飛躍―モダニズムへの歩みを探る―」を6月11日㈯から9月25日㈰まで開く。1947年に葉山に転居した蓬春。ここで東洋画の知識をもとに、西欧近代絵画をも彷彿とさせる明るく知的な画面構成を追求。「蓬春モダニズム」と呼ばれ、戦後日本画壇に進むべき道筋を示した。
展示では画業初期の新興大和絵会の時代から、蓬春がいかに近代日本画の進むべき方向を模索し、モダニズムへと飛躍していったのかを、当時の画家たちとの交流にも触れながら振り返る。
6月18日㈯、8月13日㈯の午後1時30分からは学芸員による展示解説も。開館時間は午前9時30分から午後3時30分(入館は3時)まで。毎週月曜(7月18日と9月19日は除く)と7月19日㈫、25日㈪から8月5日㈮、9月20日㈫は休館。一般600円、高校生以下は無料。問い合わせは同館 046・875・6094