平塚市観光協会は、第70回湘南ひらつか七夕まつりと市制90周年を記念して、平塚生まれのブランド米「はるみ」を使った玄米茶「湘南ひらつか七ふく茶」を開発した。市内イベントの七福神巡りにちなんだ掛け軸も製作し、6月4日から数量限定で販売している。
七夕まつりや花火大会、海水浴など夏場の観光資源が豊富な平塚の新たな観光土産を生み出そうと、地元事業者らと共同開発。市の産業間連携ネットワークを活用して商品化した。
玄米茶は、見附町の茶葉販売店「コバヤシ」とJA湘南が開発に協力。足柄産の茶葉と平塚のブランド米として知られるはるみを原料に使用し、程よい甘みとさわやかな香りが楽しめるという。
御朱印帳代わりにも
オリジナルの掛け軸は、絵画や掛け軸・額装の修理販売などを手掛けるアートギャラリー能勢(明石町)が発案、製作協力した。同協会が主催する「湘南ひらつか七福神巡り」の際に各寺社の御朱印を押すことができ、御朱印帳代わりとしても使える。持ち運びがしやすくそのまま飾ることができるようにした。
各商品のデザインはイラストレーターの内田恭子さんが手掛け、平塚の海、山を青と緑の色彩で表現。七夕を象徴する笹の葉や短冊と共に七福神が描かれている。
同協会事務局長の松山明彦さんは「七夕のお土産としても親しんでもらえたら」と話した。
オリジナル茶は700円(税込)、掛け軸は限定100本生産で3500円(税込)で販売。観光協会などで購入できる。問い合わせは市観光協会【電話】0463・20・5110。