相談員や心理担当職員など専門の職員が子育てや家庭に関する様々な相談を受ける児童家庭支援センター「ダ・ニーノみどり」が5月23日、台村町に開設した。相談員の若松優里センター長は「子育てで孤立しがちな母親をサポートしていく」と話す。
児童家庭支援センターは、横浜市が「1区に1施設」を目指して2001年から順次開設してきた。緑区での開設が市内で最後となった。
児童福祉法に基づき0から18歳までの子どもに関する相談や支援業務を担う同センター。相談は無料で、対象者は市内在住者として、「理想の子育てができない」「親やパートナーの協力がない」「子どもに障がいがある」などの悩みに対して、社会福祉士や保育士、心理担当職員が電話・来所相談を受ける(来所は事前予約が必要)。また、必要に応じて区役所などの関連機関と協力して、相談内容を一緒に考え、解決に向けサポートしていく。
ダ・ニーノみどりを運営するのは、市内で特別養護老人ホームや小規模保育所のほか、「ラ・コッコラ港北」も運営する社会福祉法人千里会(二宮浩理事長)。中山駅南口から徒歩約3分のマンションの一室にあり、家庭的な雰囲気で、ゆったりと相談を受けることができるのが特徴。
若松センター長は「育児に悩む母親のほか、ヤングケアラーなど18歳未満の子どもからの相談も受け付けています。また、行政と相談して必要と判断した場合は、子どものショートステイなどにも対応します」と話す。
相談は、ダ・ニーノみどり【電話】045・933・3700(月〜金/祝日・年末年始除く、午前9時〜午後5時)。