松田町の創業110年の老舗「斎藤茶舗」が足柄上地域1市5町のマスコットキャラクターを茶缶のデザインに採用した新商品「あしがらのご当地キャラ茶」の販売を始めた。
同店の齋藤永代表によると、茶葉の価格低迷や生産者の高齢化などに伴い、足柄茶を取り巻く環境は厳しい状態が続いているといい「消費拡大に向けた呼び水になれば」と考案したもの。
使用されているデザインは、よいしょの金太郎(南足柄市)、なかまる(中井町)、すいっぴー(大井町)、奴さん(松田町)、でごにぃ(山北町)、あじさいちゃん(開成町)の全6種類。幅広い年齢層に手に取ってもらうため、茶缶には、水や湯で溶いて飲めるほどに臼挽きした足柄茶の粉末茶を詰めている。急須を使うことがないので茶殻の後始末も必要なく、茶葉の栄養を丸ごととれるといい、菓子づくりの材料にも活用できるという。
商品は現在店舗のみで販売している。今後は「足柄茶を後世に残すため、ふるさと納税の返礼品や道の駅、まちのイベントなどへ販路を広げていき、多くの人に魅力を伝えていきたい」と話している。
商品は1缶(20g入り)で価格は648円(税込)。