菅井汲「後期」作品展
相模原市のギャラリー誠文堂では2022年7月4日(月)~7月16日(土)に、海外でも評価の高い「菅井汲 後期作品展」を開催します。
日本を代表する画家で版画家の菅井汲は、商業デザインのグラフィックデザイナーとして活躍する一方で日本画家・中村貞以に師事。1952年にパリへ渡り、精力的に作品を描き続け、数々の賞を受賞。画壇の注目を集めたそうです。
「後期」作品には○△□をモチーフにした作品が登場し、中期の時代に否定された絵画的要素が徐々に復活。1988年頃からは菅井の愛した車に関連する、高速道路をイメージしたS字の作品を繰り返し制作しています。1995年の「ヴァリエーション5」は暗いブルーの大きなS字の中央に白と赤の鮮やかな小ぶりのモザイク模様が描かれ、一瞬、小さなモザイク模様に引き付けられるような不気味さも感じられ、「菅井の遺書のような位置づけに思える作品と言えるかもしれませんね」と中澤さん。
「菅井汲」をもっと知ってみよう
- 菅井汲「後期」作品展
- 会期:2022年7月4日(月)~7月16日(土) ※日曜休廊
- 時間:平日10:00~18:00・土曜日13:00~18:00(最終日17:00)
誠文堂selection vol.1 彫刻
2022年7月19日(火)からは、ギャラリー誠文堂が厳選した4人の彫刻家の展覧会「誠文堂selection vol.1 彫刻」を開催。
木彫の原透、石彫・ブロンズの別府博文、紙に柿渋の森哲弥、石彫の渡辺忍、それぞれ異なる魅力を放つアーティストたちの作品が一堂に。選者でもある中澤さんは「どれも見ごたえのある作品ばかり、この機会にぜひご覧ください」と優しく声掛けしてくれた!
彫刻って奥深い!
- 誠文堂selection vol.1 彫刻
- 会期:2022年7月19日(火)~7月30日(土) ※日曜休廊
- 時間:平日10:00~18:00・土曜日13:00~18:00 (最終日17:00)