『歌川広重 行書・隷書東海道』展(前期)
JR川崎駅北口近くにある「川崎浮世絵ギャラリー〜斎藤文夫コレクション〜」で『歌川広重 行書・隷書東海道』展の前期が10月2日(日)まで開催されている。
版木と完成品の展示も
広重は生涯20種以上の東海道シリーズを残しており、同展ではそのうち題字の書体から「行書東海道」「隷書東海道」と呼ばれる2つのシリーズを紹介。江戸日本橋から京都までの55カ所を前期・後期に分けて、全揃を一挙公開する。同ギャラリー担当者によると広重は沿道の名所風景、宿場の名物、旅人たちとそこに住む人々などを生き生きと描いているという。「江戸時代の旅情著をお楽しみください」と呼びかける。同展では現存が珍しい版木とその完成品の浮世絵も展示。浮世絵の制作工程が分かる貴重な機会。
詳細は同ギャラリー【電話】044・280・9511。