公募「厚展」の第22回最終展が9月22日(木)から10月2日(日)に厚木市文化会館で開催される。入場無料。
県央地区在住・在勤の作家が中心となり、相互の技術研さんや新人の発掘育成を目的に1998年から始まった「厚展」。毎年11月から12月にかけて厚木市文化会館で開催され、油彩・水彩・アクリル・パステル・日本画・版画など多彩な作品が並ぶ。
今回の最終展でも、大作約150点、小品約100点の展示が予定されている。会場は大作展が地下2階展示室、小品展が4階集会室。時間は午前10時から午後6時まで(25日(日)は5時まで・最終日は4時まで)。なお、9月26日(月)と27日(火)は休館となる。
感謝を込めて
質の高い作品で地域の美術文化向上を牽引してきた「厚展」。市内でそれぞれ行っていたグループ展をひとつにまとめようと有志5人で創立。資金援助も受けず、自分たちで描いた小さな絵を画廊で販売し、その資金をもとに第1回を開催したという。現在は約50人が会員となっている。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響でここ2年中止が続き、来年夏以降には市文化会館の大規模改修などもあり、会場確保が困難になることや、メンバーの高齢化などから、会員による協議の結果、今年を最終展にすることを決めた。
干場芳子代表は「最後の展示ですので、皆様への感謝を込めて、感動いっぱいの素晴らしい展示にしようと準備を進めています。ぜひ多くの方にお越しいただけたら」と話す。詳細は厚展事務局【電話】046・288・1426(神崎さん)へ。