日の出町の横須賀三浦教育会館では10月2日(日)、キュレーターで『フェルメールの食卓』『浮世絵に見る江戸の食卓』などの著者である林綾野さんを迎えて名画セミナーを催す。17世紀のオランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの秘密に迫る。20歳で画家としての活動をスタートし、人々の暮らしを描いた「風俗画」を得意としたが、現在世界に35点ほどしか作品が残っていないという。
その中の代表作である「窓辺で手紙を読む女」は、フェルメールが25歳から27歳くらいに手掛けたとされたもの。先ごろ修復作業が行われ、これまで何も描かれていなかった絵の中の壁の上にキューピッドが現れた。今回の講座では、この謎めいたキューピッドを巡るエピソードをはじめ、数奇な運命を辿ったフェルメールの生涯と作品に注目する。
会場は同館2階ホール。時間は午後2時開始。入場料1000円で事前予約制(先着120人)。
参加希望者は同教育会館事務局046・824・0683(平日午前9時から午後5時)