「おかえり きかちゃん」3年2か月ぶりに葉山の自宅へ 何気ない一瞬に幸せを感じる暮らしを

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「おかえり きかちゃん」3年2か月ぶりに葉山の自宅へ 何気ない一瞬に幸せを感じる暮らしを
県庁での記者会見の様子

   重い心臓病を患い、アメリカでの心臓移植手術を受けた葉山町の森木花ちゃん(4)と両親が9月9日、神奈川県庁で手術の成功を報告し、元気な姿を見せた。

 父の賢吾さんは冒頭、「ドナー様のご冥福を心よりお祈りするとともに、深い悲しみの中、ご決断されたご家族の皆さまに深く感謝します」と声を詰まらせ、「いただいた命を大切に守っていきたい」と語った。

 きかちゃんは1歳4カ月の時に体調を崩し、難病の「拡張型心筋症」と診断された。国内での移植手術を模索したが、受けられる見込みは非常に低く、こうした状況を聞いたきかちゃんの兄の同級生の親たちが中心となり、「救う会」を結成。アメリカでの手術を目指し、多額の渡航・治療費用をまかなうための募金活動を昨年4月から始めた。逗子葉山や賢吾さんの出身地である長崎などから多くの支援が集まり、目標金額を達成。昨年11月2日に渡米し、5月22日に心臓移植手術を受けた。その後、7月1日に退院。経過観察を経て8月29日に帰国していた。現在も定期的に通院し、薬を服用しているが、経過は良好という。

例大祭の準備が進む森戸神社を訪れた(同会提供)

 賢吾さんは「娘の声が家に響き渡り、兄と遊んでいる姿を見ると大変うれしく思う。なにより、家族4人で過ごせることがとても幸せです」と涙ながらにコメント。母の理恵子さんは「これまでを取り戻すように目を輝かせて過ごしている」と愛娘の成長に目を細め、「何気ない一瞬に幸せを感じながら暮らしています。支えてくださった多くの方々や友人、温かく見守ってくれた地域の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。これからも木花の成長を見守っていただけたら」と話した。

住所

神奈川県横浜市

公開日:2022-09-30

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