布廃材で作られた「さをり織り」のアート作品が、川崎市アートセンター(万福寺)の3階コラボレーションスペースに展示されている。11月6日(日)まで。
「Kawasaki Saori Art」プロジェクトの一環
さをり織りは、制約がなく好きに手織りする手法。展示は「Kawasaki Saori Art」プロジェクトの一環で、2022年春から川崎区や中原区でも実施されてきた。
同プロジェクトは、障害者アートの支援活動を行うNPO法人studio FLAT(幸区)などが実行委員会として活動。障害者アートの報酬や賃金が安い現状に対し、課題意識を持つ市内のメンバーと制作することで作品価値を高め、正当な対価を得られることを目指す。
展示後は製品化し販売も
展示作品には、プロジェクトに賛同する市内の企業やスポーツクラブから提供を受けた布廃材を使用。「廃棄予定だった布を市民の共同作業で蘇らせ、サスティナブルなまち『川崎』を象徴するアート作品を展示する」ことがコンセプトだ。展示後はバッグや布小物などに製品化し、販売を予定する。