高津区内・下作延に本堂を構える浄土真宗本願寺派「眞宗寺」(【電話】044・965・0965)が建立した「川崎大仏」がこのほど、若者の街として知られる渋谷センター街にお目見え。黄金色の神々しい姿が大型ビジョンに映し出されると、普段流れているCM等とは若干趣きの異なる古風で荘厳な映像に、道行く人も足を止め、興味深く見入る姿が多く見られた。
地元の象徴的存在に
これは同寺が建立した大仏像(川崎大仏)を、本物の金箔5万枚で覆い尽くした「お色直し」が2022年秋、2周年を迎えた事などを記念し、より幅広い年代にその存在を知ってもらおうと企画されたもの。
高津区役所そばにある高さ約15メートルの佇まいは南武線・武蔵溝ノ口と津田山間の車窓から後ろ姿が拝める事でも名を馳せる地元の象徴的存在の一つ。昨今のパワースポットブームも手伝い各所で話題となっている。
「ぜひ気軽に拝観を」
今回、渋谷センター街を席巻した理由について小原靜寛副住職は「『黄金大仏』という呼称でも親しまれている当寺の大仏像を、少しでも多くの若い人たちに知ってもらう契機になれば」と説明。拝観は無料となっており「老若男女問わず、気軽に観に来てもらえれば」と呼び掛けている。