生田緑地ばら苑の秋の一般開放が10月20日に始まった。最初の週末にあたる22日と23日には計5729人が来場。約625種、2900株ほどのバラを11月6日(日)まで楽しむことができる。
種類の変化や香りのバラに注目
毎年春と秋に期間限定で開放されるばら苑。2022年秋に向けては、ばら苑ボランティアの会が剪定や除草など活動を続けてきた。コロナ禍もメンバーが増え、現在は177人。土日の活動には40〜50人が集まるという。同会の前島誠一会長は「特に秋は香りのバラに注目してほしい」とし、「日が経つにつれて咲く種類も変わっていくので、2回、3回と足を運んでもらえたら」と語る。
小田急の向ヶ丘遊園が2002年に閉園し、川崎市が引き継いだ園内のばら苑。「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会」事務局長の松岡嘉代子さんは開苑初日の20日、「きれいなばら苑がこんなふうに残ってよかった。ボランティアの皆さんに感謝」と苑内を見渡した。
午前10時(土日祝9時)から午後4時。入苑無料、バラの管理のための募金を受付。詳細は同苑サイト。
(問)【電話】044・978・5270