「対面は楽しみだけど、何から準備を始めていいか戸惑った。入学してからずっとコロナで経験もなく、感染対策にも取り組まなくてはいけなかったので」と話すのは、本部実行委員長を務める佐々木優海さん(芸術学部3年)。
今年は3年ぶりの対面となる玉川大学の学園祭「コスモス祭」。感染予防のため来場者数を制限する事前申し込み制とし、飲食を伴う模擬店はなく、お菓子や採れたて野菜などを販売。例年見せ場の1つだった農学部の神輿も登場し、スタンプラリーやのど自慢ステージなどが行われる。同副委員長の山根七海さん(教育学部3年)は「コロナで制限があっても子供から大人まで楽しめるよう企画したので、成功させたい」と意気込む。
実行委員らは3年前の資料を見ながら手探りで対面開催へと準備を進めてきた。感染対策のため、ルールづくりや意識共有の校内プレゼン、説明会を多く開く中で「度胸がついて、挑戦できるようになった」と、成長の手応えを語る副委員長の葛西悠希さん(リベラルアーツ2年)。
学生らの”試行錯誤”が詰まった学園祭が、今始まる。