昭和音楽大学(上麻生)の学生が企画運営する演奏会が、11月と12月に開催される。いずれも会場はユリホール(南校舎5階)。
同大アートマネジメントコースが主催。舞台制作を学ぶことができる同コースでは毎年3回、学生が企画立案した演奏会を実施する。広報や当日の運営も学生が担う。
「バリトン倶楽部」低音重奏の魅力を
11月24日(木)に行われるのは、低音域のバリトンサックスの演奏会。同大卒業生7人による「バリトン倶楽部」がクラシックからジャズ、演歌までを、独奏や五重奏、七重奏などで披露する。同大学生から公募した新作も初演される。
「吹奏楽やサックス四重奏では伴奏として演奏を支えるイメージがあると思う。そんなバリトンの可能性に注目してほしい」と話すのは、企画者の結城なつほさん(3年)だ。「バリトンは音に色気や華やかさがあり、メロディーラインも担える。重奏による音の響きの違いも味わってほしい」と呼び掛ける。
午後7時開演。一般2千円、学生1500円(未就学児は入場不可)。
かのんぷ♪と奏でよう~「しんゆりのうた」初披露
12月8日(木)には同大卒業生で夫婦のアコースティックユニット「かのんぷ♪」が出演する。クリスマスの曲やオリジナル曲のほか、2年前に中止になった演奏会で予定されていた「しんゆりのうた」を初披露。企画者の本田弥紗希さん(同)は「心にぽっと残るような、長く愛されるうたになれば」と思いを語る。
「しんゆりのうた」ハンドダンスもあり、SNSでレクチャー動画も発信している。本田さんは「小さな子からお年寄りの方まで参加してもらいながら、あったかい雰囲気の演奏会になれば」と笑顔で話す。
午後6時開演。入場料は一般2200円、3歳〜学生1千円。
詳細や予約は、同大のウェブサイト。