令和5(2023)年は弘法大師空海の生誕1250年の記念の年になります。この記念事業の一環として、開設されたのが神奈川県座間市のイオンモール座間店むかいの「総本山善通寺 関東別院」です。
令和2年9月に開設された同院は、四国八十八ヶ所霊場第七十五番札所でもあり、弘法大師が誕生した場所として、古くから篤い親交を集めて香川県の総本山善通寺(ぜんつうじ)の全国初となる別院です。
別院開設の構想は、令和5年の弘法大師生誕千二百五十年の記念事業の一環として、弘法大師空海の教えを広めるとともに、善通寺及び四国八十八ケ所霊場の布教、また関東方面の檀信徒の受け皿として、6年ほど前に適地として出会ったのがこの場所でした。
弘法大師さまに導かれ
毎月15日は弘法大師御誕生会
本堂への参拝はいつでも可能。また、月例行事もあり、毎月8日は薬師如来御法楽、15日は弘法大師御誕生会、21日は弘法大師御影供が行われています。月例行事はいずれも午前10時から。6月15日の弘法大師御誕生会では、ホールケーキにろうそくを立ててお祝いします。
願いが“善く通る寺”
お願い事が「善く通る寺」として知られる善通寺だけのお守りのお授けも行っており、特に受験生には人気が高いといいます。
元旦は深夜0時から修正会
記念の年の幕開けは、1月1日の深夜0時から始まります。大晦日の除の鐘が響き渡る中、新年を迎えるとともに修正会(しゅうしょうえ)が始まります。
「お大師さんへのご挨拶とともに新年の除災、安穏を祈念しましょう」と安藤誠啓主監はよびかけます。寒い中、参拝された方には温かい甘酒のお接待もあるとのことです。
修正会に参拝された方には、お接待としてご祈祷した干支の切り絵が配られます。2022年も大好評で100枚の切り絵があっという間になくなってしまったとのこと。2023年は「枚数を200枚に増やして、お待ちしています」とのことですが、必ずゲットしたいという方は、早めの参拝がお勧めです。
初詣の楽しみの一つといえば「おみくじ」。『一年の計は元旦にあり』、と言いますからね。善通寺関東別院では、13種類のおみくじを用意。恋に仕事に、学業に、健康に…気になる運勢を一度に占えるのも、同院ならでは。記念の年の初詣は善通寺関東別院へ足を運んでみてはいかがでしょう。
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