小田原市では、市役所本庁舎「前庭」のトライアルサウンディングを11月28日からスタートした。個人や民間事業者のイベントなどに貸し出し、効果的な活用方法を探る。
トライアルサウンディングは、「公共空間の暫定使用を希望する民間事業者や市民団体などから提案を募集し、一定期間実際に使用してもらう取り組み」(市資料)。
市では、公共施設の公民連携による効率的な施設整備と運営、市有財産の有効活用を進める方針で、今回もその一環。
事業者等は前庭を実際に利用することで、各種事業やイベントのニーズ、採算性などを検証・把握する。市は、前庭の貸出について次年度以降は「有料化を考えている」(市資産経営課)といい、トライアルサウンディングの結果を踏まえ、本格的利活用に向けた方向性や与条件設定の検討材料を把握する。
申し込みは2週間前まで
貸出対象エリアは、A区画「ウッドデッキゾーン」、B区画「芝生ゾーン」、C区画「正面玄関前広場」の3つ。期間は11月28日から来年3月31日(金)、利用可能時間は午前5時から午後9時。使用料は免除(無償)。ほかに、市の財政負担を伴わない申請内容、トライアルサウンディング実施状況をSNSで発信するなどの条件がある。
申し込みは利用希望日の2週間前までに、各種申請書を市資産経営課活用係にメール(shi-katsuyo@city.odawara.kanagawa.jp)で提出。詳細は市HPで確認できる。