三浦市立中学校吹奏楽部の楽器購入支援とプロ音楽家との共演による生徒の文化的意識向上を目的としたチャリティーコンサート「港音楽祭」が２月11日（土）、三浦市民ホール（うらり２階）で３年ぶりに開かれる。２０１８年に初開催され、３回目。同実行委員会（辻克仁委員長）は「音楽の力でまちを盛り上げたい。応援して下さい」と話している。

　国内女性サックスプレーヤーの草分けとして活躍する市内在住の朝本千可さんが10年以上前、市内の中学校吹奏楽部を訪問。古い楽器で懸命に練習に励む生徒たちを哀れがり、新しい楽器をプレゼントするためのコンサートを企画した。

　第１回公演には、国内外で活躍するプロミュージシャンが協力。出演を希望した三崎中学校吹奏楽部が日頃の練習の成果を披露したほか、プロとの共演も果たした。朝本さんは収益の一部を寄付。部の活動費として役立てられただけでなく、生徒の意欲向上や部員増など好影響が生まれた。

　翌年の２回目は、企画・運営・渉外をこなす朝本さんに、ＰＴＡら市民有志が実行委を立ち上げ、後方支援した。

　３回目となる今回は、三崎中に南下浦中と初声中が加わった吹奏楽部合同ドリームバンドが、実力派揃いのミュージシャンとコラボする。実行委は動員３００人を掲げ、先日行われた「三浦ロカビリーまつり」「みうら市民まつり」を訪れた観客に来場を呼び掛けた。今後は一流プロが学校に赴き、部員たちに課題曲を指導するという。

　当日は午後２時開演（１時30分開場）。チケットは２千円（税込）で、ファミリーマート三浦三崎店ほかで販売中。

　詳細は辻さん【携帯電話】０９０・８５８１・９８７４