小田原牧場アイス工房(曽我別所)がこのほど規格外の地元レモンを使った「湘南潮彩(しおさい)レモンヨーグルトジェラート」を開発した。食材の効率的な活用やブランド確立を目指し、同店の25周年イベントで販売される。
湘南潮彩レモンは県西地域で収穫された統一ブランドで、JAかながわ西湘らが2021年からPRを進めている。相模湾の潮風を受けて栽培されている爽やかなイメージを打ち出し、これまでに菓子パンやスイーツのほか、キリンビール「氷結レモン」とのコラボ展開などが行われている。
今回は果汁で煮詰めた皮にヨーグルトを合わせたジェラート。開発したアイス工房の志澤美穂さんは「薄皮の食感を残し、苦みを無くすために茹でて冷やす作業を何回か行っている。子どもにも親しんでもらえるようヨーグルトと合わせて仕上げた」と話す。美穂さんの父親で理事の栄治さんは「生産者が丹精込めて作った食材を無駄にしない取り組み。地元食材のメニュー展開を今後も定着させたい」と期待を語る。
イベントは1月19日(木)から22日(日)に実施。