２０２４年の市制１００周年に向け

　宮前区役所２階ロビーで30日（月）まで、白黒写真カラー化プロジェクト作品パネル展が開催されている。

１９６８年の鷺沼プールの写真がカラー化

　「川崎市の１００年」（いき出版）に掲載された白黒写真や提供されたものなど、さまざまなまちの白黒写真20枚をカラー化。写真にまつわるストーリーとともにパネルにし、その中の数点が展示されている。宮前区からは、１９６８年の鷺沼プールの写真がカラー化された。

ガバメントクラウドファンディングで

　２０２４年の市制１００周年に向け、川崎のことをもっと知ってもらい、身近に感じてもらおうと、市がプロジェクトを立ち上げた。ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングにより実施。カラー化の下地作りには、筑波大学の飯塚里志准教授の協力を得てＡＩ技術を活用。白黒写真を単にカラー化するのではなく、写真提供者へのヒアリング等を基に、かわさきマイスターで印刷技能士の流石栄基さんによる色付け補正で再現した。

実際の色彩とは異る部分も

　カラー化した写真は、ヒアリングや資料などを基にできる限りの「再現」を目指しているが、実際の色彩とは異なっている部分もある。一部の写真の年表記は、撮影年が不明なため、写真の内容から撮影時期を推測したものもあるという。

各地を巡回

　この後は、各区役所や市民館を４月まで巡回し、以降各施設で展示していく予定。施設によって展示スペースに限りがあるため、展示枚数が異なる。

　問い合わせは市ブランド戦略担当【電話】０４４・２００・３６０５。