おしゃれで温かさを感じるフォントやパターン。実はこれ、横浜エリアで暮らし働く障がいがある人が描いた文字や絵をデザイナーや学生がデジタル・デザイン化して販売しているものです。障がいがある人たちの工賃向上を目的とした共創プロジェクト「ヨコハマフォント」が今、多くの福祉施設や企業、団体と協働し活動の幅を広げています。企業のノベルティグッズ制作実績も多数!

〈目次〉
ヨコハマフォントって?
障がいがある人が行う商品や製品の制作や加工などの労働に対して支払われる「工賃」。その低さは社会課題の一つになっています。また、社会との関わりを持つきっかけも少ないのが現状。
このプロジェクトでは、そうした課題の解決に取り組んでいます。障がいがある人が描いた文字や絵をデザインにしてインターネット上にアップ。そのデータを販売し、使用料の一部を福祉施設に還元することで、経済的支援や社会的なつながりを生み出しています。

ロゴに込められた願い
横浜の地で多種多様な人々が支え合い、自分らしく安心して暮らす姿を表現したロゴデザイン。「港町横浜から創り出されるデザインが、無事に世界中の皆様に届きますように」という願いが込められています。色は国際信号旗の「ご安航を祈る。」を示す組から赤、白、青(濃紺)が使われています。
<ロゴに込められた想いはこちら>

学校法人岩崎学園 情報科学専門学校の学生とワークショップを開催し、最先端のAI技術を用いながら完成させました。
代表の平安山美春さんに迫ります
代表の平安山美春さんは、障がいがある人も、ない人も繋がり協働することで、横浜が誰もが自分らしく安心して暮らせる街になることを目指してソーシャルビジネスに取り組んでいます。
高校時代にアメリカに留学しアートとコンピューター技術、東京工芸大学工学部で色彩画像工学を学び、デジタルデザイナーとして活動してきました。いつも心にあるのは人生のメンターだという父親の「自分にできることをやりなさい」という言葉。ボランティアとして障がい者支援事業所と関わる中で、自分の知識や技術を福祉の役に立てたいと思うようになり、2023年12月に一般社団法人横浜フォントを設立しました。
福祉施設、学生、企業など、さまざまな人が関わって生まれるプロジェクト。「人と人をつなげることで、生まれ育った地域に恩返しがしたい」という思いも活動の原動力です。

代表理事の平安山美春さん(右)と副理事で東京工芸大学名誉教授の福島治さん
企業のノベルティグッズもおまかせ
ヨコハマフォントのデザインを使って、企業のノベルティグッズが作成できます。
制作事例を紹介します。
<産官学福連携による環境に配慮したSDGs グッズ (ノベルティグッズ) >
- コロナ禍に使用したアクリル板をアップサイクルしたアクリルキーホルダー他
- ペットボトルの蓋をアップサイクルしたキーホルダー
- 革の廃材を使ったワークショップの資材

これまでの取り組みを紹介
これまで、さまざまな企業や団体と活動してきました。
<活動例の紹介>
- 岩崎学園情報科学専門学校との連携
- 日本生命とのプロジェクト
- 横浜エクセレンスとのプロジェクト
- 横浜高島屋でのポップアップ
- 横浜ベイホテル東急とのプロジェクト
- 神奈川県庁福祉みらい局との連携
関わる岩崎学園情報科学専門学校の学生に聞いてみました
平安山さんが講師を務めていることから、岩崎学園情報科学専門学校の学生も立ち上げから関わっています。
これまで障がいがある人と関わったことがなかった学生がほとんど。施設を訪れて一緒に活動をする中で「最初はこちらが身構えてしまっていたけど、気さくに話しかけてくれて嬉しかった」「自分たちと変わらないんだと思った」と、障がい者理解を深めています。
「その人の雰囲気や描いている様子を見て、デザインに落とし込むようにしている」といいます。「自分が描いた絵が使われているのを見て喜んでくれるのがやりがい」なんだとか。企業を相手にプレゼンすることもあるそうです。

代表の平安山さんと学生たち。たくさんの人と関わり、グッズやデザインを創り上げた時の達成感は何事にも代えがたい経験になっています
プロジェクトに参加しませんか?
ヨコハマフォントについて知って、自分にも何かできないかな?と思ったら。
フォントやパターンを使って支援できます
商用利用の利用料は制作した福祉施設に還元され、障がいがあるアーティストの工賃になります。
一緒にプロジェクトに取り組む企業や団体を募集しています
障がいがある人の工賃向上と社会とのつながりをつくるため、一緒にプロジェクトに取り組む企業や団体を募集しています。








