川崎市内138カ所の全寺院の情報
高津区内にある「大蓮寺」(高津区久本2の8の5)の大橋雄人住職が、川崎市仏教会の事業の一つとして、川崎市内にあるすべての寺院(138カ所)の情報を網羅したホームページを作成。2月15日から公開されている。
スマホとも連携
このホームページは、市内にあるすべての寺院(138カ所)の情報を網羅。宗派や、各区ごとの寺院をそれぞれ閲覧できる仕組みとなっており、スマートフォンのナビゲーション機能などと連携しているため、社寺巡りにも適した作りとなっている。
作成者の大橋雄人さんは区内久本にある「大蓮寺」の住職を務める傍らで、2021年から市内の寺院を取りまとめる「川崎市仏教会」の要職を担当。周囲から「市内全ての寺院(の情報)が閲覧できるサイトがあるといいね」などといった意見が寄せられ、同会の事業の一つとしてホームページに着手することになったという。
2月15日から公開中
元々、川崎市仏教会の会計を担当する大橋さん。パソコンはお手の物だったが、ホームページ制作は当時、未経験。作り方を一から勉強し、各寺院の情報や写真の収集作業なども一手に担い、4カ月を費やし独学で完成に漕ぎつけた。情報は2月15日から公開されており「寺院の名前の由来が面白い所もあるので、ぜひ色々な寺院を見て欲しい。これを機に色々な寺院を知ってもらえれば」と話している。
「交流の契機に」
大橋さんは学生時代から「イベントをやるのが好きだった方かも」と話しており、住職の傍ら大学の非常勤講師、また研究会や様々な青年会にも所属している。
住職を務める大蓮寺では「コンサート」や「バク転教室」など区民ニーズに応じて様々な催しを行っており「皆さんで一緒に楽しめることが好きですし、地域を盛り上げたい」と話す。近年は「墓じまい」など寺離れが加速している事も今回の取組みの背景にあり「各寺院も様々な催しを行っています。そういったことを知ってもらう機会を作り、色々な人との交流が生まれて欲しいですね」と語っている。