「第2回おれんじリング湘南認知症フォーラム」が11月11日(土)、午後1時30分から3時30分まで寒川駅前のJAさがみ寒川支店ホールで開催される。
同会は藤沢市・寒川町を主な活動エリアとし、認知症についての正しい知識の普及・啓発を通じて、認知症の人もそうでない人も安心安全に暮らすことのできる地域・まちづくりを目指している。藤沢市では「地域の縁側(特定型)」として事業認定されており、広く湘南地域における連携も視野に入れた活動を推進している。
当日は「寒川町における高齢者対策の現状」と題して、寒川町福祉部高齢介護課の野呂三佐子氏から報告があり、続いて「湘南地域のこれからの在宅医療を考える〜在宅ケア相談窓口とは何?〜」をテーマに、茅ヶ崎市保健所地域保健課副主幹在宅ケア相談窓口の大野孝子氏が講演する。また、寒川町、寒川町社会福祉協議会、寒川町地域包括支援センターからの情報提供も予定されている。
10月19日に藤沢市で開かれたフォーラムでは、設立1周年の記念式典も開催。あいさつに立った林美佐代表は「最初は少ないながらも、この1年は継続的な活動を行うことができた。多くの方の支援に感謝している。地域での医療福祉が大切になる時代。これからも地域の力を底上げして会を成長させたい」と感謝の言葉を述べた。
同会の設立は、病院の介護講座で知り合ったメンバーが「地域における認知症対策が必要」との認識が一致し、サークル感覚で始めたのがきっかけだという。その後、認知症の人や家族、地域住民、専門職らが集い、情報交換や相談などを重ね、認知症サポーターの証でもあるオレンジリングにちなんでネーミングしたという。
問合せは主催のおれんじリング事務局【携帯電話】080・5656・5165へ。