【大井町図書館】クイズに答えてカードを集めよう!手作り「としょかんとれか」で子どもの読書推進に一手!

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【大井町図書館】クイズに答えてカードを集めよう!手作り「としょかんとれか」で子どもの読書推進に一手!
製作者の川野さん(左)と同館職員ら

大井町図書館の職員が手作りし、館内で配布しているカード「としょかんとれか」が人気を集めている。職員は「図書館に親しみを持つ子どもが一層増えれば」としている。

子どもの読書活動について、大井町社会教育委員は2012年から19年まで3回にわたり、町立小学校5年生を対象にアンケート調査を実施(回答数・12年度188人、15年度175人、19年度169人)。その結果「この1年間に、大井町の図書館に行ったことがある」と回答した児童は12年度が83・5%、15年度が77・8%、19年度が69・8%と、減少を続けていることが分かった。

マンホールカードにヒントを得て

そこで「多くの人に図書館への関心を高めてほしい」と、同館では昨年夏、新たな取り組みを開始した。「最近マンホールカードが人気で、集めて楽しんでいる人が多いと聞いた」という同館職員の川野彰子さんの発案で、紙製のカード「としょかんとれか」を手作り。館内配布を始めた。

「とれか」の表面には1種類につき一つの図書館設備の機能が写真付きで解説されており、参加者は書籍を除菌する装置や、本を検索するパソコンなど、館内設備について楽しみながら学ぶことができる。さまざまな設備の名称を当てるクイズ1問に正解するごとに1枚獲得でき、クイズは館内の児童コーナーに掲示している。

当初8種類、計80枚を作成。小学校などの夏休み中に実施したところ、主に児童らが参加し75枚が正解者の手に渡った。好評を博したため、12月からはさらに8種類追加。夏冬合わせて150枚作成し、2月23日時点で配布済み総数は121枚に上った(一部除く)。川野さんは「最初は参加者がいるか不安だったけれど、多くの子が興味を示してくれてうれしい。中には『とれか』から学んだ情報を、すぐに館内で母親に教えている子の姿も見られた」と話す。3月からは季節ごとにデザインを変えて配布するという。

住所

神奈川県足柄上郡大井町図書館

公開日:2023-03-09

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