八王子市在住の日本画家・橋本豊治さんによる「高尾山曼陀羅 十二神将図 日本画展」が、５月18日（木）から23日（火）までアート・スペースＫＥＩＨＯ（明神町２の14の３）で行われる。午前11時から午後５時（最終日は４時）まで。

　橋本さんは下柚木生まれ。東京芸術大学で日本画を学び、主な作品に高尾山薬王院の全景図や京都・南禅寺の南院国師絵伝、八王子市庁舎のレリーフなどがある。

　今回の日本画展は、橋本さんの卒寿（90歳）を記念して開催するもの。「心のふるさと 祈りのお山」と題し、橋本さんがこれまでに描いてきた高尾山関連の日本画の中から、高尾山曼陀羅図や高尾山全景図、高尾山薬師十二神将、高尾山薬師十二支神などを展示する。中でも１９７８年に発表した全景図は、橋本さんが何度も高尾山に足を運び、裏道なども歩いた上で描いた１８０センチ四方の大作。橋本さんは「火渡り祭などが注目されることが多いが、この機会にご本尊のお薬師さま（薬師如来）に目を向けてもらえれば。会期中はなるべく在廊し、皆さんをお迎えしてお話したい」としている。

　問い合わせは同画廊の西室さん【電話】０４２・６４２・２４６６。