【横浜市都筑区】レモネードで小児がん支援 6月に全国イベント開催

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【横浜市都筑区】レモネードで小児がん支援 6月に全国イベント開催
レモネードパークのメンバーたち

 小児がんに関わる全ての人を応援したい–。横浜市都筑区内を中心に各種イベントで、レモネード販売などを通した小児がん支援を行っている団体「レモネードパーク」。6月10日(土)、11日(日)に「全国一斉レモネードスタンド2023」を初企画した。SNSを利用し、全国各地での参加を呼びかけている。

 日本では0歳から14歳の子どものうち、年間2000人から2300人が小児がんと診断されている。これは、子ども約7500人に1人の割合となっている(がん情報サービスHPより)。

 「誰かの『心のともしび』になれるような場所をつくりたいと思った」と話すのはレモネードパークの代表で区内在住の荻原沙織さん。2年前、長男を小児がんで亡くした。当時はコロナ禍ということもあり、支援団体などとのつながりも薄く、深い孤独感を抱えていたという。

 荻原さんは、「過去の自分を癒すために」と思い立ち、2022年に同団体を設立。レモネードスタンドは元々、米国で子どもの小遣い稼ぎとして定着しているが、小児がんの少女が「同じような病気の子どものために」と売上金を寄付したことをきっかけに、社会貢献としても広がるようになった活動だ。

 同団体は区内各地のイベントに出店し、売上金を「レモネードスタンド普及協会」を通じて日本小児がんグループなどの治療開発研究組織へ寄付している。

6月に全国イベント

 6月10日・11日には全国各地で同時にレモネードスタンドを出店する「全国一斉レモネードスタンド2023」を初企画。SNS で参加を呼びかけ、すでに約15の都道府県での開催が決まっているという。レモネードパークの出店は11日、センター南駅前のライブスポットで午前11時から午後3時まで。

 荻原さんは「あなたは『ひとりじゃないよ』ということを伝えたい。当事者や支援者、医療従事者など小児がんに関わる全ての人を応援し合えるような日になれば」と力を込めた。

住所

神奈川県横浜市横浜市都筑区

問い合わせ

レモネードパーク

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2023-05-28

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